2016年11月24日
相続登記の必要書類と手続きの流れ
相続が発生したとき、遺産を相続人で分割して、不動産等の登記が必要な物件は、相続を原因とした相続登記をしなければなりません。司法書士に頼めば良いのですが、必要書類と手続きの流れは知っておいたほうが良いでしょう。大まかに言えば、相続人が正しく把握されているかを法務局が確認して、遺産分割協議書を基に登記して、登記の手続き料にあたる登録免許税を支払えば良いのですが、そこまでの手続きが大変です。
まず、遺産分割協議書を作成しますが、この書類には相続人全員の署名と実印が必要になりますので、だれが相続人なのかの調査が必要です。法務局は相続人を確認するために戸籍謄本等を厳密に確認しますから、それがわかるようにしておく必要があります。この手続きは司法書士や難しい事案は弁護士が仕事としていますので相談するのが良いでしょう。これで登記ができることになりますが、登記申請に記載する不動産を特定するための地番や家屋番号などが複雑です。
これも、司法書士が主に仕事としていることです。筆数が多い場合などは法務局に行って調べるのに多くの手間がかかることになりますので、司法書士に相談するのが良いでしょう。このように、各々の手続きは、司法書士か難しい事案の場合は弁護士に頼むのが有力な選択肢でしょう。