2018年03月03日
遺言を大事にして葬儀を執り行う
最近、葬儀の簡素化が多くなっています。盛大な葬儀を執り行わず、質素な形で見送るという形式が多いです。故人の遺言で直葬儀にして欲しいということもあるでしょう。一般葬にしなかった理由を聞かれた場合、それが故人の遺言だったということを伝えればよいでしょう。
直葬は通夜も告別式も一切執り行なわず、火葬をするタイプの見送り方です。そのほうが煩わしさもないということがありますし、葬儀を執り行うともなると斎場を押さえなければいけません。またお金もかかりますし、僧侶に読経の依頼をしなければいけません。
昔は各家庭で菩提寺がありましたが、今は菩提寺を持たない人が多いので、どこに依頼をしたらいいのか分からないということもあるでしょう。葬儀会社に相談をすればいいだけですが、葬儀以降の法事などの相談も行わなければいけないということもあるので、面倒な付き合いになってしまいます。
それらの儀式を全てカットするためには火葬だけにするという形式がよいでしょう。時間も掛からず、手間もかからず、お金もかからないので、遺族にも経済的な負担をかけることがありません。簡素化をしたいと考えているのであれば、葬儀を一切執り行わないで火葬だけにするということを考えるというのもよいかもしれません。
自分の希望を遺言という形で遺族に伝えておくことによって、希望に沿うお別れの儀式を行うことが出来るでしょう。口頭でもよいですが、出来るだけ書面で遺しておくとよいでしょう。